「小さい助けての声」にたどりつくために、何ができるかを考える

令和5年度 家族介護を考えるつどい ~介護と家族の多様な関係を見つめなおす~

1月28日、家族介護を考えるネットワーク主催「令和5年度 家族介護を考えるつどい」(キリン福祉財団助成事業)が東京・飯田橋の会場とオンラインで開催された。

家族だけで介護を担い続けることはできない現代。複合的な課題を抱える家族も増えている。介護の対象は、高齢者だけでなく病気や障害者など幅広く、家族介護者の年齢も多様だ。当日は、介護をする家族の支援をしているN P O法人や社会福祉協議会、地域包括支援センターなど100名以上が参加し、家族介護のあり方についてともに考えるつどいとなった。

最初に登壇したのは、機能不全家族で育ち、ヤングケアラー、きょうだい児という環境で、人生の大半をケアラーとして過ごしてきた映像デザイン事務所C r e D e s代表の米田愛子さん。家族の悩みを学校の先生や親族に思い切って打ち明けても、「お前の愛が足りない」と、米田さんの悩みに寄り添うどころか、批判の声を浴びせられた。その後、理解してくれる支援者に出会うまで米田さんは孤独の中にいた。相談できる人がいない。もし相談しても非難される。家族を秘密の存在として抱えていることの多い家族介護者たち。

助けてと言えない人に支援者がどうたどり着くか。

「令和5年度 家族介護を考えるつどい」のレポートは、2024年3月号に掲載しています。ぜひ誌面でお読みください。

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